言葉の森を、歩いていこう

本と将棋が好きです。備忘録的な意味合いが強いですが、何かコメントをいただけると励みになります。

蜷川幸雄の稽古場から

蜷川幸雄小林秀雄と似ていると勝手に思っている。

人、特に若者の才能を引き出そうと懸命な点。

そのやさしさに包まれた厳しさ

透徹した人間・世界理解

それに基づく独自の世界観

偉大な先輩の遺産、どうにかして分け前を少しでも自分にも・・・と一瞬考えたが、故人でもない方についてそんなことを考える愚に思い至って考えるのをやめた。

演劇や文学、思想といった分野はかつて悦楽の源でこそあれ根源的に(何が根源かなど知るよしもないのに)無意味なものだと捉えていたので、興味こそ持てど、それを突き詰めることには躊躇を感じたものだった。

今はそれが逆転してしまった。

いずれまたそれが逆転する日が来るのかもしれない。

万物は流転する。

rolling stone gathers no moss.(スペルや単複が非常に怪しい)

さて。漫然と過ごす日々に、風化していった英語や漢字の知識。

まずはそのあたりの修復を進めることが前進への第一歩かもしれない。