言葉の森を、歩いていこう

本と将棋が好きです。備忘録的な意味合いが強いですが、何かコメントをいただけると励みになります。

キャッチャー・イン・ザ・ライ

村上春樹訳の「ライ麦畑でつかまえて」("Catcher in the Rye")。

「『キャッチャー』には、村上自身が小説のなかで確立した文体や、文章世界が実践されており、翻訳の専門家や文学者による文芸翻訳とは異なる、一種の「完成型」が提示されている」(藤元由記子. "文芸翻訳の新時代 翻案小説から村上春樹まで." (2006).)

昔パラパラとめくったときになんとなく感じていたことを、学問的に正確・明確に表現されているように思いました。

機会があればまた手にとって今度はじっくりと読んでみたいです。