言葉の森を、歩いていこう

本と将棋が好きです。備忘録的な意味合いが強いですが、何かコメントをいただけると励みになります。

ray

もうかれこれ10年以上前からBUMP OF CHICKENの曲は聴いていますが、この曲ほど衝撃的だったものはないです。

ray -livetune cover- (Presented by BUMP OF CHICKEN) livetune feat.Hatsune Miku - 歌詞タイム

「悲しい光」「透明な彗星」などの歌詞を聞いていると昔ながらのBUMPといった感じですが、終盤に登場する次のフレーズが目を引きます。

「○×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて 確かめる間も無い程 生きるのは最高だ」

ちょっと昔のBUMPからは想像もつかないことばに出会って嬉しいやら驚くやら。

“楽しい方がずっといい” “生きるのは最高だ”
この言葉を藤原基央が口にすることにとても意義があることなんだと思う。
昔は内向的な曲が多かった、でも今は生きているこの光ある世界を歌っている。
それができるようになったことに計り知れない想いを感じました。

BUMP OF CHICKEN『RAY』と『ray』に込められたWILL: Welcome to kawarahome

PVも秀逸ですね。二次元と三次元の「再会」(「出会い」ではなく)といった感じなのでしょうか。

なるほどと思ったのがこちら。

まるでミクがバーチャルを飛び越えてリアルのほうへとやってきたみたいです。
でも、見逃してはならないことがあります。
ミクはそれでも、藤原さんたちと同じ空間にいるのではないということです。

ミクがリアルに近づくほど、ミクが本当はリアルでないことがあらわになっていくのです。

近づくほどに遠ざかり、不意に現れる理想-BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU『ray』 - 5日と20日は歌詞と遊ぼう。